多良木町久米にある、中山観音堂は相良藩家老、井口石見が隠居していたところで、相良観音巡礼の歌は、ここで書き残したと言われています。中山寺の本堂と思われ、お堂は屋根入母屋造りで、室町時代の建物と推定されます。
正面の壇上に諸尊を置き、中央に観音像が、脇に四天王があります。
観音像は、平安時代前期の製作と推定され、球磨人吉地方で最古の仏像と言われています。
また、観音像は昨年修復して帰ってこられ、皆様のお越しを待っておられます。
毎年、春と秋の彼岸には、地域の方が郷土料理など沢山作っておもてなしされますので、参拝されてはいかがですか。