今年の総体応援は、5月28日熊日朝刊に、「『技と力 熱く厚く真剣勝負』高校総体29日開幕」と各競技の特集記事の中に、「人馬一体、ほぼ5校伯仲」と書かれていた馬術競技が行われる菊池農業高校へ行った。
結果は、30日の熊日朝刊で「『園田(阿蘇中央)2冠、安定した騎乗光る』、『二段階障害飛越で優勝した丸山広輝(南稜)』」との見出しで次のように紹介されていた。「『馬が落ち着いていたので、しっかり跳ばすことができた。自分と同様、相棒のシェレルもおとなしい性格で相性はばっちり。馬がいけると判断したらいく』。障害に入るラインが難しいとみると馬を止め仕切り直すなど、決して無理しない騎馬が光った」と生徒、記者の考えが述べられていた。また、「ジャンプ時に自分の姿勢をうまくコントロールできず何度か落ちかけたが、何とか最後まで馬についていくことができた。馬に助けられました。」と二段階障害飛越で優勝した丸山広輝君のコメントがあった。
大会2日目の結果は1日朝刊で「小宅(菊池農)馬場馬術V」の見出しで、3日目は「阿蘇中央が2年ぶりV」と紹介された。
この新聞記事を読み、菊池農業高校で競技を観戦し、馬を第一に考えて騎乗する生徒の姿に厚いやさしさを心に受けとめた。また、競技後に「私たちは、馬から学んでいます。だから、小さいかもしれませんが、優しく大切にお世話しています。あたりまえですけど」と話した南稜高校生徒の言葉にも強く心動かされた。
数日前に、どこが悪い、だれが悪いと大人の訴えを聞いた故に、生徒たちの心厚いやさしさに心が熱くなった総体応援だった。ありがとう。後日、総体特集記事と結果記事を読み返した。