~新聞記事と記憶の再生との結ぶに気づく~
日曜日、あめ。横にいる腹を真上にぐっすり寝込んでいるキキ(我が家の黒猫)を手本に、ごろりと寝転んで新聞と本を読むことにした。すると、7日の新聞記事、「南稜高校馬術部のメンバーが6日、馬に乗って町役場を訪ね、21日から静岡県御殿場市で開かれる全日本高校馬術競技大会への出場を報告した。主将が『チームワークを生かして支え合いながら戦い、地震で被害を受けた熊本に明るい話題を届けたい』と活躍を誓った。」に注目した。先日、この全国大会に出場する予選大会、九州大会が菊池農業高校で行われ応援に行ってきた。九州各県から15校が出場し競技に懸命に取り組んでいた。そんな中、1m以上の障害を飛び越える競技に出場していた鹿児島県の高校が、障害の5番の前で止まってしまった。再度飛び越えようと障害の前に差し掛かった時、強い鞭(ムチ)を打った。その瞬間、本部から、「ただ今の競技者、『虐待行為により失格』。選手ならび監督は本部まで」とのアナウンスがあった。一瞬驚いたが、フェアプレーのお手本のような見事な判定に感動した。その日は、梶本修身著、「すべての疲労は脳が原因」も読み、文中に「人は記憶を想起するとき、過去の事象を自分で思い出す『再生』と、ヒントや選択肢などで連想によって見出す『再認』を行っている。いますぐ必要な情報を自分の長期記憶から的確に引き出し有効に使う能力は、記憶の「再生」の能力が関係している。その記憶に感動が伴うかどうかで決まり、趣味やスポーツに時間を持つ、本や新聞を読む、旅をするなど、日常生活に行動を起こすことが重要である。そこで喜怒哀楽を伴う感動記憶ができ、自然と『再生』力の向上になる。」と書かれていた。なるほど、注目した記事、「南稜高校の馬術部の全校大会出場」と感動記憶した見事なフェアな判定の結びつきが読み解けた。読む、見る、動く、感動記憶する大切さを知ることができた。キキと寝転び乙な一日だった。