◆ボランティアガイド仲間で小さな音楽隊を結成、月に一,二度、老人ホームや介護施設を訪問しています◆地震のあと一時休止しましたが、六月末再開。「火の国旅情」や人吉出身・犬童球渓の「旅愁」などを歌ってもらいます◆再開後は曲目の一部を「上を向いて歩こう」に差し替えました。地震ですっかり落ち込んだ気分、苦しいリハビリに取り組むお年寄りに少しでも元気を取り戻してもらえればとの狙いです◆無表情の人たちも必死に生きた昭和、平成の思いと重なるのでしょうか、歌が進むにつれ次第に明るい顔になっていきます。下手なしろうとバンドながら、よかったなと思う一瞬◆この歌を作詞した永六輔さんが七月に亡くなり、不思議な因縁を感じました。「スキヤキ」として世界的に歌を広めた坂本九さんが犠牲になった日航機事故も八月。いつもの年以上にいろいろ考えさせられた夏です。(X)