諏訪神社は、正和(しょうわ)4年(1315)頃でに創建といわれていて、建御名方富命・八坂刀女命の二柱を祭神とされています。文明年中修造、弘治2年(1556)に拝殿の造営、永禄5年(1562)代官藤原長友、同満房丸などがに現在地に遷宮して再興したと伝えられています。当地方の諏訪神社は、二柱祭柱に対応するように全国的にも珍しい二間社となるのが特色です。一方、正面部では、柱を4本立てて3間社風に見せるなど、外観の工夫が見られる点が興味深いところです。現在は桟瓦葺ですが、当時は杮葺(こけらぶき)だったそうです。