~ 切り抜き「日々演コラム」の記事えらび ~
6月1日の放課後、2年生へ新聞記事を切り抜き出題する「日々演コラム」のテーマを、「肥後六花」に決めた。さっそく、5月24日から31日までの熊日新聞の【県北】【県南】面を重ねて置き、記事の切り抜きを始めた。そして、【大輪ハナショウブ~三分咲き来月から見頃、八代市・松浜軒】、【ツクシイバラ甘い香りに包まれてーあさぎり町】、【復興願い『お田植え祭』、阿蘇中央高生ら参加】、【矢部の新茶香ばしく~山都町でまつり、手もみを体験】、【ハナショウブとハイヤ踊り共演~天草市で開幕】の5つの記事を選び、切り抜きA4プリントの裏表に貼った。課題は、「次の新聞記事を読み、見出し文を文中から探してその文の横に線を引きなさい」とした。
これで、6月2日のNo.4「日々演コラム」が出来上がった。ほっとした。この取組みも4年目を迎え、その度「テーマ」を決めるのに苦慮しているが、考えが表現できるのでとても楽しい。
今回の「テーマ」も、東海大学農学部の田中孝幸教授が【熊日読者ひろば】の『わたしを語るー百花百草みな我が師―』に肥後ツバキ、肥後キク、肥後サザンカ、肥後ハナショウブ、肥後シャクヤク、肥後アサガオの「肥後六花」にまつわる話を紹介されていて、興味深く楽しみに読んでいる。また、先日大学説明会でお逢いした、片岡正実先生からのメッセージ、『飯米救国』活用のお願いを読み終え、熊本の農業の現状を学んだところだった。そして、外庭のアジサイを眺めながら、熊本の地に肥後藩士を中心に「花連」と呼ばれる園芸団体が誕生し、文を忌み武を怠ることなく、文を愛し武を練るかたわら、花を愛で、花に遊び、草木をいつくしんだ。花に対する憧憬と愛情の物語である「肥後六花」を子どもたちに紹介しようと思った。ちょうどこの記事と出合い、記事を貼りながら、肥後六花や農業の伝統文化に触れて何か感じて欲しいと願ってみた。