6月1日に新規オープンした「Cafe Rosy+」を紹介します。
オーナーである森田俊さん・麻衣さん夫婦(多良木町)のこだわりがつまった空間は、これまでの上球磨地域にはなかった新しい価値や様々な出会いを、来店者に提供してくれそうです。こだわりは大きく3つ。1つ目は当然コーヒー。使用するコーヒー豆は「スペシャリティコーヒー(SC)」と呼ばれるもので、香りや味など10項目で判定し、SC専門家協会が公認する豆だけを使用。その豆の流通量は、世に出回る豆の3~5%しかない大変貴重なもの。そしてその豆を浅く焙煎することで、豆本来の特徴を出しやすくしてあるそうです。次いで2つ目のこだわりはランチメニュー。月毎にメニューを変更しながら、時季に合ったものを出されています。全て手作りで、食材もなるべく地の物を使用するため、軽食(サンドイッチ)との、2種類のみに絞って提供されています。そして3つ目は雑貨。高額なものも目立ちますが、普段使い出来るもので、手入れをし、経年変化を楽しみながら、長く使ってもらえる良いものだけをチョイスされています。
今後は月1回は、料理教室などのワークショップを開催したり、他地域から人材を招いて、地元の人たちとの交流の場を設けることなどを計画されるなど、地域貢献や町興しにも一役買いたいと考えておられます。すでにフェイスブックなどSNSの影響で、県内はもちろん、鹿児島や佐賀からも訪れる方がいるそうです。「忙しい日々を送る中で、日常を忘れてゆっくりコーヒーを飲める。そして活力を得られるような場所に出来れば」と、麻衣さんは話されています。元々倉庫だった場所を、町の「空き家・空き店舗活用補助金」を活用して、新たに生まれ変わったこのカフェ。その屋号に込められた「Rosy=将来が有望、見通しが良い」意味のように何か新しい可能性を予感させてくれる場所です。(屋号の由来は、この他にもありますが、それは直接聞いてみてください)
写真:左から森田俊さん、麻衣さん、スタッフの竹辺希望さん