この湿原は湖で大蛇が住みつき、蛇を見た人はやがて病気になり倒れるといわれ、人を寄せ付けない湖でした。底なしの沼と言われる所でヒルに襲われたり、ツツガムシ病にかかったり、泳いでいると水藻が足に絡んで泳げなくなり溺死する人もいたと言われていました。ただ先人は危険な場所に行かないように大蛇の話を作ったのではないかと言われています。そんな言い伝えを護ってきたことで植物群落が残されてきました。
蛇ん谷は、昭和36年熊本県下の先端を切って町保護条例をつくり湖の半分を埋め畜産センターをつくり、残りの湿原を保護されました。