~対話とテーブルブックと【くまTOMO】 ~
先日、大河ドラマ「西郷どん」で感動した場面を話したい思いで、「『西郷どん』見ましたか」と尋ねると、「いいえ、ユーチューブ(YouTube)見ますので、見ていません」と数人から返ってきた。話に乗ってくれる受け手と感動の余韻を楽しみたかったのに、そんなもんかと一人黙って納得した思いがあった。
入梅の6月10日、庭の木や花の下草を刈りながら、アジサイの花の色は酸性土壌かアルカリ土壌かで赤くなったり青くなったりする。ドクダミは独特の香りの中に可憐な花が咲き薬草としても用いられる。梅は、寒い冬の花を咲かせ梅雨に実を熟す。花は、福寿草と同じで太陽光を集め温かくして虫を集めている。と思ったりしながら午前中に刈り終えた。午後からは、5日に放送大学の中川一史教授が福岡KCS専門学校で「新学習指導要領のポイントとICT活用」を演題に講演された資料が送ってきたので読むことにした。その中に、「『何のために学ぶのか』という学習の意義を共有しながら、生徒が各教科・科目等の特性に応じた見方・考え方を働かせながら、知識を相互の関連付けてより深く理解し、情報を精査して考えを形成する。また、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりする過程を重視した学習の充実を図り、『深い学び』・『対話的な学び』・『主体的な学び』がポイント」と説明されていた。対話が大切になってくるのか。対話(ダイアローグ(dialogues))、「言葉の意味」が人々の間を通って流れて行き、映像やイメージが生まれ、何か新しい理解が生まれて行くこと。つまり「言葉を分かり合う仲間を欲する時」に言葉を理解し余韻を共有することではないかと思った。その下地を創るには、家庭のテーブルに上に新聞・本を置くテーブルブックや、また、毎週土曜と日曜日に発行されるルビ付き記事、小中学生新聞【くまTOMO】をみんなで読み、家族で楽しく話し合う場所を設けることかなと思ったりもした。