◆甲子園への夢は果たせなかったけれど、多良木高校の最後の夏の野球は私たちを本当に元気づけてくれました◆開会式で選手宣誓した平野光主将は、家族はもとより地域や学校への感謝の気持ちを込めて大きな拍手を浴びました◆圧巻だったのは鹿本商工を6回コールドで退けた2回戦。13安打で14点、うち10点は最後の2イニングでのでの得点。というといかにも大味な試合みたいですが、実態は大違い
◆熊日の記事をじっくり分析すると、スクイズや5盗塁で機動力を発揮、一方、守ってはノーエラーと、基本を積み重ねた練習の成果をよく示しています◆続く有明戦でも先制点を奪う健闘を見せたものの、相手投手が尻上がりに調子を上げ、涙を呑む結果に◆プロ野球で活躍した野田浩司さんら幾多の名選手を輩出した同校。最後に公立高校の意地で完全燃焼、立派な花を咲かせたと心から誉めてあげましょう。(X)