続ける事が一番の練習
バレーボール人気低迷期のなか、いまだ現役にこだわる牧直輝さん(43)。多良木中ー球磨農高出。競技歴は30年を超える。現在人吉市のクラブチーム、K・G・Laco(ケージーラッソ)に所属し、週2回練習に汗を流す。
昨年9月には、日本マスターズ埼玉大会(全国大会)に出場し県勢ベスト4入りに貢献。平成11年の熊本国体、翌12年には全日本都市対抗にも出場。今季は悲願の日本一を目指す。
自身、中学・高校とポジションはセッター。社会人になり運動能力の高さと持ち前の守備力を買われレシーバーとして活躍。過去にはアタッカーの経験もありオールラウンドプレーヤー的存在。「一応一通りのポジションをこなしてきた」「何処でも出来るようでないとダメ」と話す。バレーボール競技者としてはけして高いとはいえない身長(178㎝)だが、それをカバーする為のスキルアップやトレーニングに力を入れてきた。「個々では劣ってもチームで勝てるのがバレーボールの魅力」ジュニア世代の選手にも、「色んなポジションを経験してほしい」と自論を語る。
3人の子供を持つ牧さん。「子育てが落ち着けば伝える立場としても考えないと・・・」ただ当分はプレーヤーとして競技にこだわる。「辞めるのは簡単」「いつまで出来るか挑戦したい」とこだわりを話す。もう一度マスターズで戦えるなら、「全国で冷静に自分の培ってきたプレーをしたい」と大舞台での活躍を誓った。永年競技に取り組むモチベーションの高さを聞いた