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「熊日郡市対抗女子駅伝出場」  多田華歌さん(15)湯前町 湯前中3年

記憶に新しい、1月に開催された熊日郡市対抗女子駅伝大会に、球磨郡代表として出場し、
4区を激走した湯前中3年の多田華歌さんに話を聞いた。

中1で競技を始め、3年間駅伝Aチームのメンバーとして活躍。夏季中体連1500Mでは
標準記録を突破し、県大会出場など実績も十分。幼少期は「足も速くないし運動も得意な方では
ありません」と謙遜するが、持ち前の練習熱心さと強気の性格で頭角を表す。中1で熊日郡市
対抗女子駅伝のメンバーに初選出されるも、補員として走る事はできなかった。「悔しかった
が他の強い選手を見れた事が良い刺激になった」と話す。「もっと努力しないと」と、これまで
以上に走る以外の部分を意識してきたと、当時を振り返る。体のケアにも余念がない。長距離
競技者としては珍しく一度の怪我もないという。トレーニングはもちろん食事のバランスなど
意識が高い。「家族の支えがあってこその競技。一人ではできないので」と話すように、周り
のサポートへの感謝と重要性が大切なのではと語った。陸上は楽しい?の問いにも「練習も
レースもきついので楽しくありません(笑)」と話し、それでも『達成感』が一番の魅力。
みんなで達成感を味わうのがスポーツなのではと自論を述べた。「もう一度代表になって郡市
対抗に出場し応援していただいた郷土の方々に恩返ししたい」と語った。

また先日、湯前中学校の立志式で講演した、自身の憧れる先輩の一人でもある廣末卓選手の
『感謝と謙虚さ』の言葉にたいへん共感を得たとも付け加えた。高校進学後も競技を続けるが、
「競技者である前に、一人の人間として成長したい」と熱く思いを語った。



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