~日曜日の【熊日読書面】の書評欄を楽しみに~
日曜日の朝、【30日熊日朝刊の読書面】を開いた。すると『読書週間特集、文化人3人のお薦め本』の見出しがあり、「読書の秋、本を読みたい気持ちはあっても、何から手に取ればいいのか分からないという人もいるのではないだろうか。読書週間に合わせ、各界の第一線で活躍する文化人に、お薦めの本を聞いた」と、3人のお薦め本の記事があった。
政治学者 白井聡さんは「《カラマーゾフの兄弟》の密度の濃さに驚いた。『ここまで物事を突き詰めて考える人がいるのか。大学では政治学を専攻するが、経済とか哲学とか、全方位的に勉強する必要性も、この本から学びました』学問への道を開いた小説」
現代アーティスト スプツニ子さんは「本は私の友であり、親でも恋人でもあります。私は岡本太郎《自分の中に毒を持て》の本が背中を押してくれた。人生一度きりだし、自分のやりたいことを全力でやろうと思いました。本は、自分の中にない思考や言葉にアクセスするためのメディアです。』渡英に背中押してくれた」
漫画家 峰なゆかさんは「《ぼくのつくった魔法のくすり》はお気に入りの本だ。『教訓めいたことが書かれていない。それが心地よかった。私は本の世界に逃げ込んでいるうちに、今の仕事で必要な、体力や集中力が養われた。』教訓めいていない良さ」と紹介されていた。読み終わり、さっそく近くの本屋さんに行き、お薦め本の2冊を注文した。また、宮大工、西岡常一さんの言葉、『土に学び、イネと会話し、木に学べ』やチャスラフスカさんが語った『家宝の日本刀を見て耐える力をもらった』が印象深く、「農本主義」と「日本刀は素敵」を購入した。その日はハロウィーン姿で接客される店員さんの粋な装いのおもてなしに心が温かくなった。
また、【9月25日熊日読書面】の書評欄で紹介があった著書《魂の道行き》、《自己を磨き人を育てる》も購入し読み終えた。日曜日の【熊日読書面】の書評欄を楽しみにしている。